しっかり吟味してファクタリングしよう
2022年8月15日

ファクタリングは融資ではない

ファクタリングがどのようなものなのかいまいち理解できない人もいるようです。融資と同じようにお金を借りる手段だと思っている人も多くいるようですが、一般的にファクタリングといった場合には、買い取り請求権のないものを指します。買い取り請求権がなければ融資とは異なる性質を持ちます。融資の場合には返済をしなければなりません。

売掛債権を担保にした融資の場合、もしもその売掛債権の回収ができなければ、キャッシュを返済しなければなりませんから、この場合には融資と似ているといえるでしょう。しかし、買い取り請求権のないものは担保として借りているのではなくて、売掛債権を売却しているにすぎないのです。会計帳簿をつければ、売掛債権が資産に計上されていることがわかります。売掛債権は、将来にキャッシュを得られるわけですから、資産の一部と考えることができます。

つまり、現金に換算できる価値のあるものなのです。買い取り請求権のないファクタリングを利用した場合、この資産を売却するという形になります。単に資産を売却するだけですから、一時的にお金を借りている融資とは異なりますし、手形割引などとも性質を異にしているといえるでしょう。なんとなく融資と同じようなイメージがありますが、単に資産を売却するだけのことですから融資とは異なり、返済の義務がないという特徴があります。

それは契約を見れば分かることで、契約書は融資の契約ではなく、売買契約となっています。

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