しっかり吟味してファクタリングしよう
2022年5月12日

企業間の取引における与信について

与信とは信用を与えるという意味があり、企業間の取引において使われる言葉です。消費者の場合は商品やサービスの提供を受けるとすぐに代金を支払うという形が一般的ですが、企業間においては取引が頻繁にあるので、その都度代金を渡すのではなく後でまとめて請求をするという形をとっている場合が多いです。しかしそのような仕組みの場合は、請求をした段階で相手側の会社の経営状況が悪くなったり倒産したりして代金が払えなくなる可能性はゼロではありません。そのリスクを減らすために取引先に信用を与えるのが与信です。

商品やサービスを提供する側は、取引先の企業の情報を常に把握して与信管理をする必要があります。倒産する危険がなく代金がしっかり支払われるという信用度が高まれば大きな取引をしても大丈夫で、経営状況があまり良くないと信用度は低い会社に対しては、取引をするのを控えめにするなど調節をします。一般の消費者でもクレジットカードで代金を支払う場合は先にクレジット会社が立て替えて払ってくれ、後でクレジット会社に返すというシステムです。この場合もカード会社と消費者に与信関係があるからで、カードを作るときに審査があるのもそのためです。

企業間の取引の場合、商品やサービスを提供してから代金が入金されるまでの期間は売掛金という権利と義務が発生します。代金を支払われる方が債権者で、まだ代金を払っていない企業が債務者となります。債権者は債務者を信用して後払いの制度を取っているので、万一入金が期日までになかったり何度も遅れたりする場合は信用を無くしてしまい、その都度現金払いになる可能性が高いということです。

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