FXトレードで大負けしないために必要なのは、徹底した損切りです。損切りせずにポジションを持ち続けていてもレートが戻ってくることは珍しくないですが、毎回のトレードで損切りする癖をつけておかなければ、そのうち大損失を出してしまいます。逆に、損切りさえきっちりできるようになれば、FX資金を全て失ってしまうなどということは起こりにくいです。まずはデモトレードで、一定pipsで毎回損切りできるようになるまで練習することをおすすめします。
それがクリアできたら、1000通貨などの小ロットで必ず損切り注文を入れてトレードをします。損を認めたくないという人間心理が働くため、デモトレードの時より損切りしにくいはずです。1000通貨でも躊躇せずに損切りできるようになってから、少しずつロットを上げていくといいです。損失金額が大きくなってくると今まで問題なくできていた損切りを躊躇するようになることがあるので、注意が必要です。
損切りを決めたpipsで問題なくできるようになってから、利益を伸ばすことを意識しましょう。「利益確定は、損切り幅以上の利益が乗ってから」というようにルール化してしまうのも一つの方法です。FXでは、保有ポジションに対して、損切り注文と利益確定注文を同時に出す「OCO注文」という注文法があります。どちらかの決済注文が約定すると、もう片方の注文はその時点で無効になります。
このOCO注文は、素早い損切りと利益を伸ばすことの両方を実現しやすい便利な注文法です。